青山学院大学主催シンポジウム「大学スポーツが地域社会にできること

超少子高齢化や産業構造の変化への対応の遅れ等により現在、日本は多くの社会的課題を抱えています。大学は社会に役立つ人材の育成はもちろん、教育・研究で得られた「知」を社会に還元し、社会的課題を解決することも使命としています。

大学スポーツはこれまでの伝統からの制約によるさまざまな課題がある一方で、大学スポーツならではのエンターテイメント性や、その活動から得られた知見を社会に提供する可能性を秘めていると考えられます。

青山学院大学ではその教育、研究、地域貢献で培ったスポーツと健康に関する「知」を地域社会に生かすべく、その趣旨に賛同する組織、団体とともに昨年「青山学院大学スポーツ健康イノベーションコンソーシアム」を創設しました。

今回のシンポジウムでは、コンソーシアムに参加する相模原市のホームタウンチームとともに大学が地域のスポーツ関連団体とともに何ができるか、どのようにして地域の課題解決に貢献できるかを話し合います。

※本シンポジウムは終了しました。

日 時

202226日(日) 13:00~15:00

会 場

青山学院大学
相模原キャンパス
(会場よりオンライン配信)

対 象

相模原市民、スポーツ・健康関連団体・企業、行政組織等

テーマ

「スポーツと地域社会」

主 催

青山学院大学

後 援

相模原市、株式会社 東京きらぼしフィナンシャルグループ

プログラム

①開会挨拶

青山学院大学 副学長 稲積宏誠

②基調講演(1)
「ジャパンラグビーにおける社会連携の重要性」

公益財団法人日本ラグビーフットボール協会 専務理事 岩渕健輔

略歴小学生からラグビーを始め、青山学院大学在学中に男子日本代表に選出され、スタンドオフとして男子15人代表で20キャップ、7人制代表で22キャップを獲得。
大学卒業後、神戸製鋼所に入社し「コベルコスティーラーズ」でプレー。同年ケンブリッジ大学大学院に留学、社会政治学部修士課程(Social and Political Science)を卒業、在学中はオックスフォード大学との定期戦に出場しブルーの称号を獲得した。
2000年、日本人選手として初めてイングランドでプロラグビー選手となり、イングランド・プレミアシップのサラセンズに移籍。2006年にはフランス2部リーグのUSコロミエでプレーした。
2012年、日本代表チームのゼネラルマネージャーに着任、その後2015年にJRFUの理事に就任し、2019年に専務理事に就任。東京2020夏季オリンピックでは男子セブンズ日本代表をヘッドコーチとして率いた。博士(医学)PhD

③基調講演(2)
Jリーグをつかおう!社会のために

公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ) 社会連携部 部長 鈴木順

Jリーグは設立当初より「地域密着」を掲げ、競技性、事業性と合わせて「社会性」を重視して活動してきました。Jリーグの社会連携活動「シャレン!」の取り組みをご紹介し、「大学スポーツ×地域」活動のヒントになるようなお話をさせていただきたいと思います。

略歴大学卒業後、リサーチ業務をメインとしたマーケティングコンサルティング会社に入社。その後、医療メーカーに転職し、マーケティング業務全般を担当。
2011年にJ1リーグ所属の川崎フロンターレに入社し、フットサル施設運営、グッズショップ、ボランティア、ホームタウン、イベント企画、法人営業など、幅広い業務に携わる。
2019年10月よりJリーグへ転職し、クラブでの経験を活かし、社会連携活動「シャレン!」を推進している。
2021年4月より、NPO法人ピープルデザイン研究所理事就任。

④パネルディスカッション

「青学✕相模原✕スポーツ:解決すべき社会課題とそれぞれの役割」(仮)

パネリスト
日本ラグビーフットボール協会 専務理事 岩渕健輔
Jリーグ 社会連携部 部長 鈴木順
相模原市 スポーツ・文化担当部長 藤井一洋
SC相模原 運営・ホームタウン活動担当 宮城國彦
ノジマ相模原ライズ GM補佐 櫻井大祐
青山学院大学 副学長 稲積宏誠
進行役
青山学院大学 特任教授 佐藤敏彦

その他、「青山学院大学スポーツ健康イノベーションコンソーシアム」、青山学院大学の体育会活動の紹介等を予定

シンポジウム動画はこちら